いろいろなドッグフード

ドッグフードに含まれる添加物について

ドッグフードには様々な添加物が使用されます。
種類としては栄養分の安定供給のための添加物、フードの品質保持のための添加物や嗜好性を増すための添加物などがあります。
添加物は悪いものと思われがちですが、目的と使用量によっては必要なものもあります。
ここでは添加物の種類とその目的を説明します。

栄養添加物とは栄養分を補強するもので種類としてはビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類があります。
ビタミンは炭水化物がエネルギーになるときにその働きをスムーズにするために必要です。
種類が多くそれぞれの必要量は微量ですがバランスよく摂取することが大切です。
ミネラルは体を構成する材料で、体内で合成することができないため食事から摂取する必要があります。
特定のミネラルにかたよると健康に弊害が出ることがあるのでバランスよく摂取することが大切です。
アミノ酸はたん白質の吸収や合成のために必要とされます。
中でも必須アミノ酸は体内で合成出来ないため食事から摂取しなければなりません。
これら栄養添加物については必要以上の量の摂取に気をつけましょう。

品質保持を目的とする添加物は酸化防止剤や防腐剤です。
これらはドッグフードを長持ちさせるために使われます。
ドッグフードの主な成分である脂質は酸化しやすいので長期間保存を実現するために酸化防止剤が使用されます。
酸化防止剤の中には発がん性を指摘されるものもありますので、必ずその種類を確認するようにしましょう。
防腐剤は微生物の繁殖による腐敗を防ぐためのもので、これにも毒性の強いものがありますので注意が必要です。
なお防腐剤の表現としては抗酸化剤とか合成保存料と表示してある場合もあります。
酸化防止剤や防腐剤の健康への影響は配合量が適正であれば問題はありませんが、心配な場合には天然由来のものを使用しているものか無添加のドッグフードを選びましょう。

嗜好性を増すために着色料や甘味料などの添加物が使われることがあります。
着色料を使うのは見た目に美しくおいしそうに見えるからです。
でもそう見えるのは人間で、色の見え方は人間と犬では異なるのです。
しかも、犬は色によってその食べ物がおいしいかどうかを判断することはありません。
着色料そのものは犬にとってはなんの意味もありません。
また着色料の成分によっては健康を害する場合がありますので使用の有無や種類を確認しましょう。
また犬は甘いものが大好きなので、食いつきをよくするために甘味料が使用されることがあります。
甘味料として蜂蜜などの天然のものが使われていれば問題はありませんが、人工的に作り出した合成甘味料には注意が必要です。

日本ではドッグフードの安全基準はまだ人間の食品に関するものほど整備されているとはいえません。
また人工的に合成された添加物の中にも目的によっては必要で、配合量が適切であれば問題ないものもあります。
飼い主様が添加物に関する正しい情報を把握したうえで犬の健康状態に合った、ご自身の選択基準を持っておくことが大切です。
▼こちらのサイトにもドッグフードについて詳しく書いてあるので参考にご覧ください。

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